【感想・詳細攻略】対偶説・五曜星事件　サークル名：円黄堂

本日ご紹介させていただきますのは円黄堂様作の「対偶説・五曜星事件」です。
魔法少女事件の前日譚です。
なぜ主人公がああなったかにつながるお話。
最初は正直作りこみ大丈夫か？と思ってしまったのですが、真END見て色々意味が分かりました。
どうして最初に話しかける人間で結末が全員変わるのかも。
エロゲーとしてもやりようによってはすぐにエロは見れます。
逆に本当の意味でのストーリーパートはエロがある程度回収した後(全回収も可)のものなので、エロだけ気になるって人もストーリーを楽しみたい人にもお勧めできます。
魔法少女事件程おすすめはできませんが、魔法少女事件が好きならやってほしい作品。

ストーリー
システム
エロシーン
総評
攻略順など

ストーリー

DLサイトより引用

五曜星事件
明無市で発生した連続猟奇殺人事件。
明無学園の女生徒5人が惨殺された。
被害者のほとんどが美しい容姿だった為、性的倒錯者たちによる犯行を囁かれていた事件。
現在、迷宮入りしている。

「魔法少女事件」の主人公、桜井宗春の最初の事件。
一体、そこで何があり、誰が死に……誰が生き残ったのか。

6人いるヒロインですが、一部を見て「おや？」と思うかもしれません。
全員某人形を基にしてキャラメイクされているかと思います。
翠と蒼と黒曜石(元ネタは銀)はかなり寄せてます。
他は言われてみたらってレベルですけど。
主人公との関係は音子(金髪ポニテ)と黒曜石(銀髪)と翠と蒼が幼馴染。
他2人は高校からの友人で、主人公は音子以外の幼馴染からのつながりで仲良くなった仲……でいいのかな？
音子は主人公の兄貴分であるキョウジの妹で人見知りがひどく、主人公がいなければ人との付き合いがほぼできないくらい。
他の女子は音子の人見知りを治すために誘ってますけど、主人公がついていかないといけなくなっている感じですね。
主人公からして、師匠に源さん、兄貴分のキョウジ、キョウジとつながりのあるオカルトに詳しい生徒会長厄災がいます。
ストーリーは最初は全く意味不明で最後に全部ネタがわかるパターン。
なので、真エンドルート以外はわからないことばかりです。
真エンドルートはそれまでのテキストの数倍なので、エロシーン全部回収した後の方が長かったりします。
さっさとエロシーンが見たいという人にもいいですね。
ストーリーも変にエロに邪魔されず最後まで見ることができます。

システム

ウディタ製の探索型のRPG。
ゲームパッドではダッシュやスキップ、バックログができなかったりする場合がありますので、操作説明はきっちり見ておきましょう。
ダッシュとスキップでプレイ時間が大きく変わります。

流れとしては「ヒロイン選択→ポイント収集パート→選択肢→結果」となります。
ヒロインは6人。
2人で1セットとなっており、大筋は3つに分かれます。
といっても事件内容が変わったりするわけではなく、選択肢による主人公の事件に対する仮説が変わるだけです。
ヒロインとのコミュはすべて選択したヒロインによって変わります。
また、どのヒロインを選択したかによってどのヒロインのどのエロシーンが発生するか否かが確定。
ポイント収集パートによって凌辱されるかどうかが判定されます。
一人は不可避ですが。

ポイント収集パートは3つのステージが存在します。
収集するのは捜査度・変異度です。
捜査度が上がれば主人公の仮説の精度が上がり、変異度が上がればもう一人情報を収集している仲間が身体を売ることになります。
仮説の精度が低く、はずれの選択肢を選んだ場合は一人薬づけにされてしまいます。
(精度が完璧クラスでも一つはずれがあるので注意)

ポイントの集め方は相手との接触です。
男・女・裸の男・犬の4種類のシンボルが出現しますが、それぞれ青・黄・赤の影を持ってます。
青なら捜査度、赤なら変異度が上昇し、黄色なら50%の確率でどちらかが上昇します。
また、主人公は3つのモードを持っており、格闘・交渉・観察があります。
キーボードの1～3で切り替えることができますが、切り替えると相手の影も色が変化しますので、集めたいポイントのために1～3で相手の影を切り替えながら体当たりするというゲーム性です。
どのくらいのポイントでどう変化するかは攻略にのせてます。

エロシーンに関しては見なくても回想に登録されます。
ちなみに真ENDをクリアすると回想の全開放することが可能です。

エロシーン

6人のヒロインに全4シチュエーションで3段階ありの全72シーン。
シチュエーションと段階については回想の特性上一気に解放されることになります。
また、ゲームの特性上全員同じシチュエーションとなり、反応などが異なるものとなっております。
全員処女で、シチュエーション第一段階は破瓜有です。
また、NTRとはまたちょっと違いますが、全員主人公に想いを寄せている描写がります。
・情報のために身体を売って薬漬け
・身体を何者かに乗っ取られ、自ら身体を開く。意識はそのままで、最初は夢かと思ったが……
・輪姦調教、途中で薬漬け
・肉便器調教、最終的にボテ腹セックス

総評

今作も読後感が非常によかったです。
魔法少女事件程おすすめはできませんが、魔法少女事件が好きならやってほしい作品。
プレイ後魔法少女事件をやり直しましたが、妹(仮)や後輩も含めてせめて幸せにやってくれよってなりました。
後、翠が可愛すぎる。これは完全にメインヒロイン。

最初はいろいろ唐突だったり何でこいつらいきなりこんな行動してんの？とかなんでその行動に納得してんの？とかいろいろ思っていたのですが、全部見終わった後はそういうことねってなるやつでした。
ゲーム中で、間にこういうやり取りがあったよとかそういうのもなくて完全に飛ばされるような演出なのでめっちゃ唐突に思えますけど。
真ENDがあるという前提でプレイしないと勘違いされそうな気もします。
というか気付かずに終わった人も多いんじゃないかな？
私の場合は前作があったから真相編あるだろうで探したって感じでしたし。

真ENDに関してもこれが「魔法少女事件の前日譚である」という情報と、その事件の真相をある程度知っていなければそのクトゥルフ要素はどっから出てきた！？ってなるので、個人的には魔法少女事件クリア後推奨です。
多分作者さん的にもそれがあったからこれを後にしたんじゃないかなとは思います。
魔法少女事件→今作→魔法少女事件でやってほしい。
魔法少女事件２回やるのだるいって人は今作からでもいいとは思いますけど。
魔法少女事件で主人公がなぜ場慣れしまくりなのかとか、そういう技術を持っているのかとか色々わかります。

エロに関してはパターンがちょっと似通いすぎていた節はありますが、この作品の場合はむしろ同じ状況に置かれるわけなので、似ているのが当たりまえなんですよね。
まあキャラごとにちゃんと反応であったり体位であったりは違うので私はあまり気になりませんでしたけど。
逆に一応見ようと思えばサクッとも見れますし、終わってみればこういうシステムだとエロ派もストーリー派も楽しめる系だなと思います。
ただ、絵や台詞に一部フラグミスっぽいがまだちょいちょい見えますのでそれだけ注意。(黒曜石が二人になったり、もう死んだ相手の名前をそこにいるかのように呼び掛けたり、一瞬別のエロ絵差分に変わったり等)

一応個人解釈部分として、対偶説っていうのは最後の主人公の努力っていう部分にかかっているってことでいいのかな？
魔法少女事件とは対偶的な話って意味で。
理解力Eだから間違ってるかもしれんけど。

作品リンク

攻略順など

前提

※最初の選択肢でヒロイン決定。
※大筋ルートは2人セット。
※真ルートに乗るには大筋ルートを3つ全部見る必要があるが、どんな内容でもいい。

・捜査について
捜査度：最後の選択肢の数が変動する。100以上で2つ、200以上で3つになる。200～299で重要な部分の見落としの評価、300以上で完璧な評価になるが、200以上は結果が同じ。
変異度：一定数以上で一人が薬づけにされる。おそらく100以上。
最後の選択肢：一番上以外が正解。捜査度が100以下？なら失敗一択になり、最初のヒロインとはもう一人が情報のために売春して薬漬けになる。

プレイスタイル別攻略順

回想は真ENDで完全開放される。
しかし、それに頼りたくないという人は6人全員のルートを見なければいけない。
そして主人公がどういう仮説を立てるのか全てを知りたい場合はエロ回避が必要となります。
なので、回想は全開放で良いのであれば3回クリアで真ルート、自分で回想を埋めたい人は6回クリアで真ルート、回想も埋めたいし仮説も気になる人は6回+仮説用3回で真ルートとなります。

回想埋めを目的とする場合はひたすらダッシュで接触の有無を気にせず突っ切りましょう。
数秒×3ステージで終わります。
後はスキップすれば3人分×3つの回想が埋まります。
選択肢は必然的に1つになると思いますので。
仮説を見る場合は大筋ルートで固定なので、各大筋1回ずつでいいです。
捜査度200以上にすればいいだけなので、実は1・2・3の切り替えをすることなく全員体当たりすれば行けます。
私は4回これでやりましたがすべて220以上でしたのでたぶん行けるはず。

↓ネタバレ防止に黒塗りしてますが、各ルートの仮説です。
　一番上は的外れですが、下二つは真実です。